ファイナンシャルプランナー試験の参考書が届きました。各単元における勉強スケジュールを計画しました。
1単元ずつ確実に実施していきます。
- ライフプランニングと資金計画:6月15日〆切
- リスクマネジメント:6月30日〆切
- 金融資産運用:7月15日〆切
- タックスプランニング:7月31日〆切
- 不動産:8月15日〆切
- 相続・事業継承:8月31日〆切
- 過去問の実施:試験日までの10日間
まずは「ライフプランニングと資金計画」の単元について、大事な部分を書き下ろします。
この書き下ろしが、これから勉強する人のにとっての「まとめ」ノートとして活用頂ければ嬉しい限りです。
ライフプラン策定上の資金計画
ここでは、以下について学びます。
スポンサーリンク
目次
教育資金プランニング
子供の教育にかかる費用を準備する方法を以下に記します。
こども保険:学資保険も含まれており、一般の生命保険会社や損害保険会社から販売されています。
ポイントは以下の通り
- 貯蓄機能あり:決められた保険料を払えば、満期時に満期保険を受け取れたり、入学時や進学時に祝金を受け取れます。
- 保障機能あり:契約者が亡くなった場合、以後保険料の支払いが免除されます。以後の保険料を支払わなくても満期保険金や祝金を受け取れます。親の死亡後、保険期間終了時まで年金が支払われるタイプもあります。
教育ローン
公的ローンと民間ローンの2種類あり。
公的ローンの主なものは教育一般貸付
- 融資限度額が学生一人につき350万円
- 金利は固定金利
- 返済期間はMAX15年
- 融資先は日本政策金融公庫
奨学金制度
代表的には日本学生支援機構が行っている
貸与型:
第一種奨学金(無利息)、第二種奨学金(利息付)。
第二種奨学金の方が、本人の学力や家計の収入等の基準が緩く設定されています。
ちなみに私は学生時代6年間の間、第二種奨学金を借りていました。(総額は480万円です。)
社会人15年かけて全て完済しました。
給付型:
返済不要の奨学金です。2020年4月より、「高等教育の修学支援新制度」がスタートしました。
- 支援対象:大学、短期大学、高等専門学校、専門学校
- 支援内容:①授業料と入学金の減額または免除、②給付型奨学金の支給(大学の種類、自宅生かどうかで給付額が異なる)
- 支援対象となる学生:世帯収入や資産の要件を満たしており、進学先で学ぶ意欲のある学生
学生の本分である学ぶ意欲は必要要件ですね。当たり前ですね。
住宅取得プランニング
住宅購入時に必要な自己資金:住宅ローンの融資限度額は、基本物件価格の8割以下です。
そのため頭金として2割は準備が必要です。
ですが登記費用、税金、引っ越し費用その他もろもろを入れると、約3割に上ります。
自己資金の準備方法
財形住宅貯蓄があります。これを導入している企業では、給与天引きで住宅の取得や増改築を目的とした貯蓄を行えます。
ポイント
- ・財形年金貯蓄と合わせて元利合計が550万円に達するまで、利息に税金がかかることなく貯蓄できる。
- ・契約申し込み時の年齢が55歳未満の人
- ・1人1契約
- ・一定の要件で、住宅の増改築の場合でも払い出しOK
住宅ローン金利
固定金利型、変動金利型、固定金選択型があります。
固定金利型はローン申し込み時の金利が返済終了まで一定。
変動金利型は市場の金利の変動に応じて金利が変動。
固定金利選択型は、返済期間の初期は固定金利、固定金利期間終了時に固定金利型か変動金利型を選択できるローン。
ちなみに固定金利期間が長いほど金利は高くなる。
住宅ローンの返済方法
元利均等型返済、元金均等型返済があります。
元利均等返済は毎回の返済額が一定の返済方法。
返済金間初期は、利息部分が大きいため、返済期間が経過していくと元金部分が増える。
元金均等返済は毎回の返済額のうち元金部分が一定になる返済方法。
返済期間が経過するにつれて、利息を含めた毎回の返済額が減っていきます。
ちなみに、返済額の総額が少なく済むのは、元金均等返済の方です。
住宅ローンの種類
財形住宅融資は財形貯蓄を行っている場合には、一定の条件に合う時、購入価格の90%以内(貯蓄残高の10倍以内で最高4000万円まで)の融資を受けることができる公的ローン。
ちなみに財形貯蓄3選の一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄いずれに加入していても可。
- 金利:5%固定金利
- 融資条件は、1年以上継続して積立てをしており、財形貯蓄残高が50万円以上あること
フラット35は民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携し、提供している長期固定金利型の住宅ローン
- 金利:固定金利
- 融資金額:最高8000万円。購入価格の100%(融資割合が90%を超える場合は高い金利になる)
- 返済期間:35年(完済時の年齢が80歳以下が条件)
- 融資条件:本人が住む住宅であること。申込日現在で70歳未満であること
繰り上げ返済は窓口の場合で100万以上から行えます。
またインターネットの場合は10万円以上から行えます。
住宅ローンの繰り上げ返済
通常の返済以外に、元金の一部や全部を返済すること。ローンの元金が減るため、利息も減り、トータルの返済額を減らすことができる。返済期間短縮型と返済額軽減型があります。
返済期間短縮型は、毎回の返済額は変えずに、返済期間を短縮する方法。
利息の軽減効果が大きい。
返済額軽減型は返済期間を変えずに毎回の返済額を減らす方法。
住宅ローンの借換え
金利の高いローンを一括して返済して、金利の低いローンに換えること。
つまり金利の軽減が可能となります。ですが、借換えをするときにはローン手数料など諸経費がかかります。
ちなみに、財形住宅融資などの公的ローンへの借換えはできません。
団体信用生命保険
住宅ローン返済中に債務者が亡くなった場合、保険会社がその時点の住宅ローン残高を保険金として金融機関に支払う契約の保険です。
そのため遺族は残りの住宅ローンを支払う必要がなくなります。
老後資金プランニング
退職後の老後の生活設計をすることを言います。
老後生活の主な資金
退職金、年金、貯蓄があります。老後生活と老後生活費を見積り、不足する場合には準備する方法を考えます。
準備方法の例としては、退職後5年間だけアルバイトする、安全性の高い投資性商品に投資するなどです。
老後生活費の計算
- 夫婦とも健在の場合(月額):退職前の生活費×0.7×平均余命
- 夫だけ、または妻だけの場合(月額):退職前の生活費×0.5×平均余命
所感~この単元を振り返って~
老後資金は過去に自身のブログでも取り上げた内容でした。
学資保険に関しては、保険、利息の中途半端取りっという意見もありますが、私は子供2人の学資保険に入り、その他で元本保証のない積立NISAで教育資金を積み立ててリターンを狙っています。
また老後資金については、それ用に企業型確定拠出年金、個人型確定拠出年金、投資信託で貯めています。
そろそろ家を建てようか検討しており、そのために頭金の使途として住宅財形貯蓄で貯蓄をしていました。
意外と活用しているのだと実感しています。
また自身が学生の時には第二種奨学金を借りて大学に通っていました。
実際にこれまでの暮らしの中で、本単元の項目がいろいろと関わっていると人生を振り返って実感しています。
それだけFPで得られる知識は実生活に関わっているものばかりだと思うので、しっかりと勉強して知識を吸収できればと思います。ではでは!!
スポンサーリンク