こんにちは、あーくんです。
大学のレベルが高いほど、就職に有利だと考えている人は多いと思います。
そのため、できるだけ良い大学に行きたいと考える人は多いはず。
あーくんは、大学受験で浪人したのに不本意な大学へ行ったり、大学院から別の大学に編入したり、会社でリクルーターをする経験を通して、大学側と会社側のそれぞれの視点に立って、大学レベルによる就職の影響について見てきました。
この記事を読めば、就職を見据えて、これから大学入試をする学生、その学生を持つ親や浪人生が抱える就職に対する悩みを解消できる助力になると思います。
今回の記事を書く上で、あーくんの経歴はこんな感じです。
・一浪で金沢大学(中堅国公立)の理学部に進学
・大学院からは北海道大学(旧帝国大学)の工学部に編入(いわゆる、学歴ロンダリング)
・非鉄金属系の会社(東証一部の所謂大企業)に入社
・社会人3年目にリクルーターとして出身大学院の学生へのリクルート活動
大学から別の大学院へ編入する人は稀です。大学の違いによる就職への影響について、私自身とても感じることがありました。
また社会人になってリクルーターの経験を通して、会社側が学生のどういうところを見ているのかという点も知ることができ、双方向からの状況を理解することができたことで、就職を考えている人の不安を解消できるのではと思います。
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ここ最近、浪人する人が減ってきており、凡そ10~20%です。
結論から言うと、2浪ぐらいまでは、就職への影響は全くありません。あーくんが就活をしていた時には20社程度の会社の面接をうけましたが、浪人に関する質問はありませんでした。社会人になって思うのは、1浪によって社会人としての能力なんて測れないというのを実感しています。
むしろ苦労を選択して入試に再チャレンジする姿勢などを評価されることさえあります。
浪人はあまり気にしないでもよいです。ただ、3浪ぐらいになると、なぜ??っと企業側から疑問に持たれるのではと思います。大学入学という目標に対して、行動が伴っていない人なのでは?っとか、疑念を持たれることもありますので。
浪人したことに対して、その根拠を説明できるならOKですが。
理系学生の場合は、大学から大学院へ進学する人が半数以上を占めており、大学院から本当に行きたかった大学に行くこともできるので、1浪で行きたい大学(せめて2浪まで)に入れる学力が身につかなかった場合は、その時点で入れる大学に入ることをお勧めします。(医学部など専門職に就く学部は除く)
結論から言うと大学のレベルによって、就職への影響は変わります。
高いレベルの大学ほど、エントリーシートが通りやすいっという点もありますが、
特に大きいと感じる違いは、大学ごとの企業の推薦枠に大きな違いがあります。
ちなみに金沢大学と北海道大学の推薦枠は凡そ5~10倍程度の差がありました(あーくんが学生だった当時)
その中で大企業の枠数も圧倒的に多く、所属する学生数以上の数です。(それこそ各業界の最大手なども)
ちなみに推薦枠で応募すると、基本的に合格します。なぜなら自分の企業に入ってほしい学生数を大学にオーダーしているものだからです。そのため、企業側は大学との関係性を良好に保つために、応募者を無下にできないんです。
では推薦枠数がなぜ異なるのかというと、レベルの高い大学ほど、より多くの企業と共同研究をしたり、OB/OGなどが入っており、大学と企業との繋がりが強い傾向があります。一般的にレベルの高い大学ほど学生のレベルが高い傾向があるため、優秀な人材を確保するために企業も推薦枠を広げていきます。
では有名大学に入れなかった時点で、就職競争で不利になるのかと言われると、そういうわけではありません。
大学院へ進級を考えている人は、大学院でよりレベルの高い大学院へ編入したらよいのです。
正直大学入試よりも、大学院試の方が難易度は低いです。なぜなら院試は、過去問とほぼ同じ問題ばかり出題されるからです。基本過去問を覚えれば合格できます。
ちなみに、あーくんは金沢大学の大学院試験、北海道大学大学院試験を両方受けましたが、いずれも同じ試験内容は過去問とほぼ同じ問題が出題されていました。例えば文章問題で、数字だけ変えている程度の違いです。
なぜそのような問題形式かというと、基本大学院は定員があってないようなもので、学生を篩に落とす試験ではないからです。過去問を覚えるぐらいのことができれば問題ないでしょうっという感じです。
では大学院の過去問はどのように入手するのかというと、
・大学院入試の過去問をその大学に入っている友人から送ってもらう。
・行きたい大学院の研究室の教官に連絡を入れて事前訪問してもらう。(できれば配属している研究室の教官から「よろしくお願いします。」の一報を入れてもらうとよい)
友人が行きたい大学にいるなら、手っ取り早いです。
その友人から過去問を入手してもらいましょう。大学はサークル、部活などで他学部との繋がりが強いので、入手は容易でしょう。
研究室訪問については、あーくんが所属していた金沢大学の研究室に大学院から編入を希望していたA君が行っていました。
A君は編入したい旨を研究室教官に連絡し、研究室訪問をして教官に事前に編入の理由などを説明していました。
私は教官から院試の過去問や勉強教材を準備してA君へ送ってくれと言われました。何度も言いますが院試は、篩に掛ける試験ではないため、過去問を入手できれば合格できます。
A君はこれにより無事、院試を合格しました。
企業は当然優秀な学生がほしいですが、その基準の一つとして大学のレベルがあります。一般的にも言えますが、レベルの高い大学の学生ほど、統計的にレベルの高い学生が多いのです。なぜなら難関入試戦争を突破するために、学力を入試までに合格レベルまで上げる調整力があったり、それに向けて努力できる資質があったり、そもそも地頭が良かったりと。
大企業では、大学レベルごとにリクルート活動で力を入れる度合いが違っています。例えばこの大学はレベルが高いから、●人のマンパワーを掛けようとか。
実際にあーくんがリクルート活動をしていたときは、大学毎の採用目標リストを貰っていました。あーくんの会社では、旧帝国大学は最高ランクレベルに属しており、中堅大学は一ランク落ちるレベルでした。
旧帝大+一工+早慶 >筑波、帝大、上智 >他国公立+マーチ+関関同立 >その他
大企業は入社数が多いのと、志望者も多いので、大学レベルを採用指標の一つとするのだと思います。
入社した後は、その人の実力次第で出世の程度が変わってきますが、入社までの道のりは、大学レベルは重要な目安になっているのが事実です。
逆に中小企業などは大学レベルではなく、個々の能力を見極めて採用するのだと思います。
大企業の就職を希望する人にとっては、現在でも学歴のアドバンテージがあります。
レベルの高い大学ほど、特に理系であれば推薦枠数が急増しており、大企業への入社できる難易度がかなり下がります。
大学院へ進学する人は、企業は最終学歴でみるため、仮にレベルの下げた大学に入学した人でも、大学院でレベルの高い大学へ編入することで、就職先の幅が広がります。
そのためにはしっかりと院試の過去問入手などの段取りをしていきましょう。
ではでは。
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